呼吸は、心と身体の状態を映す
浅い呼吸が続くとき
緊張が続く場面や、長時間のデスクワーク。
前かがみの姿勢では胸まわりが縮こまり、呼吸は自然と浅くなっていきます。
浅い呼吸が習慣になると、体に取り込まれる酸素の量は少しずつ目減りしていきます。
すると交感神経が優位な状態が続き、休んでいるつもりでも緊張が抜けきらない。
そんな状態が生まれます。
寝つきが悪い、朝すっきり起きられない、日中に集中が続かない。
そうしたサインの背景に、呼吸の浅さが隠れていることは少なくありません。
深呼吸で整える時間を、一日の中に
特別な道具も、まとまった時間も必要ありません。
4秒かけて鼻から吸い、6秒から8秒かけて口から細く吐く。
吐く息を長くすることが、副交感神経に働きかける合図になります。
朝、窓を開けて数回。仕事の合間に一分。眠る前の布団の中で。
一日のどこかに呼吸を整える時間を置くだけで、心身の切り替えはずいぶんと滑らかになります。
深く呼吸をするということは、体のすみずみへ酸素を届けるということ。
それは同時に、自律神経を整える時間でもあります。
忙しい日々のなかでこそ、意識して息を深くする。
その小さな習慣が、心と体の土台を静かに支えてくれます。
